暮らしのボイス Posted. 2026.04.08

#2-002 戸建ての花粉症対策とは? 洗濯物の室内干しから考える春の住まい方

花粉症対策というと、マスクやメガネ、薬を思い浮かべる方が多いかもしれません。ですが実際には、洗濯物をどこで干すか、室内干しをどう取り入れるか、空気清浄機をどこで使うかといった、住まいの使い方も春の快適さを左右します。一建設のオーナー様向けアンケートからは、30代・40代を中心に、花粉症対策が「外出時の工夫」だけでなく「家の中での工夫」へ広がっている様子が見えてきました。

今回は、「花粉症の有無・対策状況」と「花粉症対策」の2つのグラフをもとに、戸建てで暮らすご家庭にとって取り入れやすい花粉症対策を、洗濯物の室内干しという視点から考えます。

 

回答いただきましたみなさま、ご協力ありがとうございました。

<調査概要>
◆調査対象者条件:一建設の戸建住宅契約者(全国)
◆集計対象者数:1,190s
◆調査手法:webアンケート
◆調査期間:2026年3月26日~4月2日

 

30代・40代の戸建て家庭にとって、花粉症は身近な悩み

まず、1枚目の「花粉症の有無・対策状況」を見ると、全体の66.8%が花粉症の症状があると回答しています。さらに、一建設のオーナー様の中心に近い年代では、30代が72.5%、40代が71.6%と、7割前後が花粉症の症状を抱えていました。戸建てでの暮らしが落ち着いてきても、春先の不快感は多くのご家庭に共通するテーマだとわかります。

 

また、全体では48.5%が「症状があり、対策を行っている」一方で、18.3%は「症状があるが、対策は行っていない」という結果でした。つまり、花粉症に悩みながらも、まだ対策が十分に定まっていないご家庭も一定数あるということです。こうした“ちょっと困っているけれど、何を見直せばよいかまでは整理できていない”というオーナー様もいらっしゃるのが現状ではないでしょうか。

 

花粉症対策は「外で防ぐ」だけでなく「家の中で工夫する」時代へ

2枚目の「花粉症対策」で目立つのは、対策の上位に「外出時はマスクやメガネを着用している」62.4%、「医師の診断に基づく処方薬を服用している」51.5%が並んでいることです。ここまではよく知られた対策ですが、その次に「洗濯物を室内や乾燥機等で乾かしている」47.5%、「空気清浄機を使用している」45.6%が続いています。花粉症対策は、外出時の防御だけでなく、家の中で花粉を広げない工夫まで含めて考えられていることがわかります。

 

花粉症は体質の問題でもありますが、春先の洗濯物の扱い方、室内干しのしやすさ、空気清浄機の置き場所など、戸建ての住まい方とも深くつながっています。つまり、花粉症対策は健康の話だけではなく、春の家事動線や住環境をどう整えるかという暮らしの話でもあるのです。

 

30代では「洗濯物の室内干し」がすでに一般的な花粉症対策に

とくに注目したいのが、30代の対策傾向です。「洗濯物を室内や乾燥機等で乾かしている」30代は55.1%で、半数を超えていました。全体の47.5%よりも高く、30代では花粉症対策としての室内干しが、すでに特別な工夫ではなく日常的な選択肢になっていることがうかがえます。

 

さらに地域別では、首都圏で「洗濯物を室内や乾燥機等で乾かしている」人が52.5%でした。加えて、首都圏ではマスク・メガネ70.5%、処方薬60.4%と高く、外で防ぐ・薬で抑える・家の中に持ち込まない、という対策が重なっている様子が見えます。花粉症対策を考えるとき、いまは「外出時の対策」だけでなく、「洗濯物をどう扱うか」「室内干しをどう無理なく取り入れるか」まで含めて考えるご家庭が増えているのかもしれません。

 

戸建ての花粉症対策は、住まいの使い方を見直すきっかけにもなる

今回のアンケートから見えてきたのは、花粉症対策の中に住まいに関わる行動がしっかり入っているということです。洗濯物を外に干すか室内干しにするか、どこで花粉を払うか、空気清浄機をどの部屋で使うか。こうした行動は、間取りや収納、換気の使い方、洗面室やランドリーまわりの動線によって、やりやすさが変わります。

 

もちろん、花粉症対策のために大きく住まいを変える必要がある、という話ではありません。ただ、もし春になるたびに「室内干しの場所が足りない」「洗濯物の置き場に困る」「花粉を玄関で落としにくい」と感じているなら、それは今の暮らしに合わせて住まいの使い方を見直すタイミングかもしれません。小さな工夫や整え方の積み重ねが、春の家事負担をやわらげてくれることもあります。

 

まとめ

戸建ての花粉症対策は、マスクや薬だけで完結するものではなく、洗濯物の室内干しや空気清浄機の使い方など、住まいの中での工夫とも深く結びついています。今回のアンケートでも、30代・40代を中心に、花粉症が身近な悩みであること、そしてその対策が家の中の過ごし方へ広がっていることが見えてきました。

 

春先の不快感をきっかけに、「いまのわが家にはどんな花粉症対策が合うだろう」と考えてみる。そんな見直しは、毎年の困りごとを少し軽くする第一歩になるかもしれません。洗濯物の干し方や室内干しのしやすさなど、日々の家事に関わるところから、無理なく住まいを整えていく。そんな視点を持つことが、これからの暮らしやすさにもつながっていきそうです。

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